不動産・土木系資格
不動産鑑定士
不動産の価値を評価する業務をおこなうことができる資格です。資格取得後は企業で働く企業内鑑定士と、独立開業する人がいます。平均年収は600~700万円といわれています。試験は短答式試験と論文式試験の2段階があり、最終合格率は約5%と、かなりの難関資格です。
年収の目安:600~700万円
合格率:5%(非常に難関)
試験内容:不動産に関する行政法規、不動産鑑定評価理論などの分野に関する、短答式試験と論文式試験
宅地建物取引士
不動産取引に関する専門家として、不動産売買契約や賃貸契約における重要事項の説明などをおこなうことができる資格です。不動産業界を中心に多くの需要があるので、この資格をもっていると就職・転職しやすくなります。合格率は15%程度ですが、難易度はあまり高くありません。
年収の目安:350~550万円
合格率:15%(ふつう)
試験内容:不動産関係の法律等の分野に関する多肢選択式の問題
管理業務主任者
マンション管理業者の一部の業務をおこなうのに必要な資格です。マンション管理業者は一定数の管理業務主任者を配置する必要があるので、資格をもっているとマンション管理業者への就職・転職ではかなり有利になります。合格率は20~25%程度で、宅地建物取引士の資格を取った後に挑戦する人も多いです。
年収の目安:300~500万円
合格率:20~25%(ふつう)
試験内容:管理事務の委託契約、管理組合の会計などの分野に関する多肢選択式の問題
土地家屋調査士
不動産の表記に関する登記をおこなうために、土地や家屋に関する調査・測量をすることができる資格です。独立開業することも可能で、年収800万円以上も目指せますが、土地の売買が盛んな地域かどうかで収入は大きく左右されます。試験は難関で、合格率は6~9%程度です。
年収の目安:800万円以上(地域によって左右される)
合格率:6~9%(難関)
試験内容:不動産登記法・民法などの択一式問題、製図を含む記述式問題からなる筆記試験と、口述試験の2段階
測量士補
土地や建物の正確な位置、広さ、高さなどを測量するために必要な資格です。比較的簡単にとることができ、土木・建築業界で求人が多いので、早く手に職をつけたい人におすすめの資格です。合格率は20~30%くらいですが、問題の難易度は低いので参考書を使って自分で勉強するだけでも合格しやすいです。
年収の目安:350~400万円
合格率:20~30%(ふつう)
試験内容:測量に関する法令や測量方法などの分野に関する多肢選択式の問題