技術・工業系資格
電気工事士
ビルや住宅の電気工事をおこなうために必要な資格です。第一種、第二種の2つがあり、それぞれ可能な工事の範囲が違います。第二種は1~2か月の勉強で合格できるくらいやさしい試験で、合格率は約60%。電気工事の求人は多いので、就職・転職しやすい資格です。
年収の目安:400~500万円
合格率:60%(簡単(第二種の場合))
試験内容:配線設計や電気工事の施工方法などの分野に関する多肢選択式の問題と、配線図に従って電気回路を完成させる技能試験
電気主任技術者
工場、ビルなどの電気設備の運用・保安をおこなうことができる資格です。第一種から第三種までの3つがあり、それぞれ扱える電気設備の電圧が異なります。最も簡単な第三種でも合格率は10%程度と、やや難関ですが、求人が多く転職しやすい資格です。
年収の目安:350~400万円
合格率:10%程度(やや難関)
試験内容:電気理論、電気施設管理などの分野に関する、第三種は多肢選択式の問題のみ、第一種と第二種は多肢選択式と記述式の問題
危険物取扱者 乙種・丙種
ガソリンや金属粉などの危険物を大量に扱う業務をおこなうために必要な資格です。対象となる危険物の種類によって甲種・乙種・丙種の3種類があり、このうち受験資格が特にないのは乙種・丙種になります。難易度はあまり高くなく、資格をもっていると安定して求人があるので人気の資格です。
年収の目安:300~500万円
合格率:30%程度(ふつう)(乙種4類の場合)
試験内容:危険物に関する法令、危険物の性質などの分野に関する多肢選択式の問題
消防設備士
消防設備や防災設備の工事・点検・整備をおこなうための資格です。対象となる設備の種類によって甲種と乙種に分かれています。消火器、消火栓、スプリンクラーなどの設備はさまざまな建物に必要なので、就職しやすい資格です。
年収の目安:300~400万円
合格率:甲種30%程度、乙種40%程度(ふつう)
試験内容:消防関係法令や消防用設備などの分野に関する多肢選択式と記述式の問題