国家資格の中には、学歴や実務経験がなくても誰でも受験できる資格があります。そういった資格の中から、取得すると高収入が見込める資格や、就職・転職に有利な資格など、特におすすめの資格を紹介します。

資格 年収の目安 合格率 試験内容 リンク
行政書士 約600万円~2000万円 10%(難関) 民法などの法令に関する分野と、政治・経済などの一般知識に関する分野に関する多肢選択式と記述式の問題 詳細はこちら
司法書士 約630万円~1000万円 3~4%(非常に難関) 憲法・民法・商法などの法律、不動産登記および法人登記、供託などの分野に関する多肢選択式と記述式の筆記試験と、口述試験の2段階 詳細はこちら
中小企業診断士 約780万円 4%(非常に難関) 企業経営理論、財務・会計などの分野から出題され、一次試験は多肢選択式、二次試験は筆記試験と口述試験 詳細はこちら
宅地建物取引士 350~550万円 15%(ふつう) 不動産関係の法律等の分野に関する多肢選択式の問題 詳細はこちら
管理業務主任者 300~500万円 20~25%(ふつう) 管理事務の委託契約、管理組合の会計などの分野に関する多肢選択式の問題 詳細はこちら
電気工事士 400~500万円 60%(簡単(第二種の場合)) 配線設計や電気工事の施工方法などの分野に関する多肢選択式の問題と、配線図に従って電気回路を完成させる技能試験 詳細はこちら
電気主任技術者 350~400万円 10%程度(やや難関) 電気理論、電気施設管理などの分野に関する、第三種は多肢選択式の問題のみ、第一種と第二種は多肢選択式と記述式の問題 詳細はこちら
危険物取扱者 乙種・丙種 300~500万円 30%程度(ふつう)(乙種4類の場合) 危険物に関する法令、危険物の性質などの分野に関する多肢選択式の問題 詳細はこちら
消防設備士 300~400万円 甲種30%程度、乙種40%程度(ふつう) 消防関係法令や消防用設備などの分野に関する多肢選択式と記述式の問題 詳細はこちら
登録販売者 300~400万円 40~50%(簡単) 医薬品の作用や薬事関連法規などの分野に関する多肢選択式の問題 詳細はこちら
旅行業務取扱管理者 300~500万円 25%程度(ふつう) 旅行業法、旅行実務などの分野に関する多肢選択式の問題 詳細はこちら

法律・税務・会計系資格

行政書士

官公庁などの役所に提出する書類を作成する業務ができるようになる資格です。10000種類以上の書類を扱う専門性の高い仕事で、資格がないとできない独占業務なので独立開業にも向いています。行政書士の平均年収は約600万円ですが、中には2000万円以上を稼いでいる人もいます。

年収の目安:約600万円~2000万円
合格率:10%(難関)
試験内容:民法などの法令に関する分野と、政治・経済などの一般知識に関する分野に関する多肢選択式と記述式の問題

司法書士

住宅や土地を売買するときの不動産登記や、法人の登記、裁判所に提出する書類の作成などをおこなう資格です。これらは司法書士資格をもっていないとできない独占業務であり、独立開業している人も多いです。独立している司法書士の平均年収は約630万円で、1000万円以上稼いでいる人もいます。また開業資金が安いのも司法書士のメリットで、50万円~100万円程度でパソコン、プリンターなど事務所開設に必要なものを揃えられます。

年収の目安:約630万円~1000万円
合格率:3~4%(非常に難関)
試験内容:憲法・民法・商法などの法律、不動産登記および法人登記、供託などの分野に関する多肢選択式と記述式の筆記試験と、口述試験の2段階

公認会計士

会計の専門家として、会計監査や財務、経理業務、コンサルティングをおこなう資格です。公認会計士は、監査法人に就職して企業の経営を監査する業務をおこなう人と、一般企業や会計事務所で経営戦略などのコンサルティングを中心におこなう人に分かれます。公認会計士の平均年収は800万円以上と、かなりの高収入が見込めるのが魅力です。ただし試験の難易度は高く、合格するまでに資格予備校に2~4年程度通っている受験者が多いです。

年収の目安:約800万円以上
合格率:6~10%(難関)
試験内容:会計学、監査論などの分野に関する、短答式試験と論文式試験の2段階

中小企業診断士

中小企業を相手に、経営のアドバイスをおこなうコンサルタント業務をすることができる資格です。資格取得後は、企業内で経営企画などの担当者として働く人と、独立したコンサルタントとして働く人がいます。合格率約4%の難関資格でステータスが高く、一般的な会社員の仕事にも役立つ知識が身につくので人気があります。

年収の目安:約780万円
合格率:4%(非常に難関)
試験内容:企業経営理論、財務・会計などの分野から出題され、一次試験は多肢選択式、二次試験は筆記試験と口述試験

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