行政書士とは?
求人数が多く、独立しやすい職種といわれる行政書士や司法書士。両方の仕事を兼務する場合も多くあります。行政書士、司法書士の仕事内容、年収、資格取得の難易度を紹介します。
行政書士・司法書士の仕事
行政書士の仕事
行政書士の業務は大きく分けると2つあり、行政機関に提出する書類の作成と、権利業務・事実証明に関する書類の作成というものがあります。
司法書士の仕事
司法書士は、簡単にいうと身近な書類の作成を代行する仕事です。不動産の登記、会社や法人の登記、裁判所に提出する書類の作成などを行います。
行政書士と司法書士の兼務
行政書士と司法書士はどちらも書類の作成をするという点では共通ですが、それぞれ必要な資格が異なります。兼務したほうが都合のよい場合が多くあるので、兼業の事務所なども多くみられます。大手事務所のほか、独立して開業するという選択もあるので、安定性があり働き方を選べる仕事といえます。
行政書士・司法書士の年収
働き方により異なる
行政書士も司法書士も、司法書士事務所などに勤務する場合と、独立して開業する場合とでは収入は大きく異なります。どちらも400万円~600万円ほどが平均とされ、中には年収1000万円以上の人もいます。
資格取得の難易度
行政書士の資格取得難易度
行政書士になるには、行政書士試験研究センターが実施する行政書士試験という試験に合格する必要があります。近年の行政書士試験の合格率は、平成29年度が15.7%、平成28年度が9.95%となっており、難関であるといえます。行政書士試験の特徴として、合格者に定員がなく、問題の難易度が合格率に反映されるという点があります。
司法書士の資格取得難易度
司法書士になるには、法務省が実施する司法書士試験という試験に合格する必要があります。近年の司法書士試験の合格率は、平成29年度が4%、平成28年度が3.9%となっており、行政書士以上に難関であるといえます。とはいえ、しっかりとした試験準備をして臨めば、十分対応できる試験です。