資格はどんなものでも役に立つというわけではありません。たくさんの資格がある中で、どの資格をとるべきか迷っている方のために、役立つ資格と役立たない資格の見分け方・考え方を解説します。

役に立つ資格の条件

1.業務独占などの強みがある

仕事の中には、特定の資格を持っている人だけができる業務が存在します。そういった業務がある資格を「業務独占資格」といいます。業務独占資格は仕事と直結する資格なので、資格さえとれば安定した仕事が見込める、独立開業できるといったメリットがあるものが多いです。

また有資格者だけが一定の肩書きを名乗ることができる「名称独占資格」や、特定の事業をおこなう際に1人以上の有資格者を必ず置かなければならない「必置資格」もあります。これらも専門性が高く、転職市場で需要の多い資格です。

2.資格取得者を求めている企業が多い

求人サイトを見てみると、特定の資格をもっていることを応募条件としていたり、有資格者を優遇しますという記載があったりします。

普通自動車運転免許などの汎用的な資格から、電気主任技術者といった特定の業務に特化している資格まで、さまざまな資格が求人の条件に記載されています。業務独占資格でなくても、求人での需要が多い資格であれば就職・転職をしやすくなるというメリットがあります。

3.海外での需要がある

資格の中には海外で多くの需要があるものもあります。例えばひよこの性別を判別する「初生ひな鑑別師」はヨーロッパで多くの需要があり、海外移住して年収700万円以上を稼いでいる人も。TOEICなど語学系の資格も海外や外資系企業への就職・転職に役立ちます。