儲かる資格ベスト5

お給料がたくさん貰える資格ってなんだろう。誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか。働きながら取得を目指せる、儲かる資格をランキング形式で5つ紹介します。

1位:ファイナンシャルプランナー

仕事内容

ファイナンシャルプランナーの仕事は、個人の顧客に対して資産の分析や資金計画のアドバイスを行う仕事です。具体的には、住宅ローン、教育、税金、相続などお金にかかわるアドバイスを行います。

年収

平均年収は300万円~400万円といわれており、年齢とともに年収が増加する傾向にあるといえます。企業勤務か独立しているかによっても年収は大きく異なるようです。

難易度

ファイナンシャルプランナーの仕事は、資格がなくてもできます。ただし、専門的な知識を求められる機会が多くあり、知識を持っていることの証明として「FP技能検定」という国家検定制度が用意されています。平成30年9月の試験結果では、3級の合格率は77.09%、2級の合格率は36.68%、1級の合格率は71.3%となっており、比較的合格率は高いといえます。

2位:社会保険労務士

仕事内容

社会保険労務士は、社会保険や企業の人事や労務に関する専門家です。仕事内容は多岐にわたり、社内の賃金台帳作成、確定申告、労働規約や就業規則の作成をはじめ、さまざまな仕事を行います。

年収

社会保険労務士の年収は、2016年の厚生労働省の賃金構造基本統計調査では約507万円でした。企業規模や個々の経験・スキルによって年収は大きく変わります。

難易度

社会保険労務士になるには、社会保険労務士試験に合格する必要があります。近年の社会保険労務士試験の合格率は、平成30年度が6.3%、平成29年度が6.8%となっています。試験は難易度が高く、狭き門といえます。

3位:中小企業診断士

仕事内容

中小企業診断士は、中小企業を対象として、経営の問題点を指摘したり、解決方法をアドバイスしたりする経営のプロフェッショナルです。日本版MBAともいわれ、経営コンサルタントとして唯一の国家資格です。

年収

中小企業診断士の年収は、350~500万円ほどといわれています。独立開業し、仕事が確実に得られる場合は年収1000万円を超える場合もあるようです。

難易度

中小企業診断士試験には1次試験と2次試験があり、2017年度の1次試験合格率は21.7%、2017年度の2次試験の合格率は19.4%となっています。一度に1次試験、2次試験とも合格できる確率を単純計算すると4.2%となります。一度に1次試験、2次試験とも合格するのは難しく、1次試験に受かった翌年に2次試験を受ける方も多いようです。

4位:宅地建物取引士

仕事内容

宅地建物取引士の仕事は、土地や建物の売買、貸し借りをする人の間の橋渡しをする仕事です。資格を持っていないとできない仕事もあるため、不動産会社に勤める人が宅地建物取引士の資格を取るのはよくあるケースです。宅地建物取引士の資格を持っていないとできない仕事は、重要事項説明書への記名や押印、重要事項説明書の説明、宅地建物取引業法37条書面への記名と押印です。

年収

宅地建物取引士の年収は、400万円から700万円と言われています。勤める会社の規模や勤続年数によっても変わってきます。

難易度

宅地建物取引士資格試験の平成30年度の合格率は15.6%です。過去の試験でも15~20%の間となっており、しっかりと勉強をして臨まないと合格できない資格といえます。

5位:公認会計士

仕事内容

公認会計士は、「監査証明」を主たる業務とする仕事です。企業や学校法人などの財務諸表が適正かどうか第三者的な立場で判断し、意見を表明する作業などを行います。公認会計士が監査を行うことで企業の取引先等、利害関係者はその会社との取引を安心して行うことができます。

年収

公認会計士の年収の平均は600万円~1000万円といわれています。会社の規模が大きいほど収入が多くなる傾向にあります。

難易度

公認会計士試験の平成30年度の合格率は11.1%です。しっかりと準備をして臨まなければ合格できない試験といえます。